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自律神経のための鍼灸

自律神経のための鍼灸

自律神経のケアは東洋医学の得意分野です。

人の体は思い通りに動かないもの。
思考などの精神活動以外、自分の意思で動かせるのは呼吸と手足や顔などの関節と筋肉くらいで、残りの全ては自分の意思では動かせません。
体のほとんど全てを運営しているのが自律神経です。

東洋医学では気候・生活環境が人の体・心と密接に絡み合って全身に影響するとしています。
原因が一つでも、症状は全身に影響し感情的にも不安定になります。

自律神経を整えるための全身鍼灸の例

くび・肩・頭部への施術

頭痛、めまい、耳鳴りのある方だと耳の周りの首の筋肉がかちこちになっていたり、こめかみに圧痛があったりすることが多いです。
頭がぼーっとしていたり血圧が低い方は頭皮がこったりぶよぶよしていたりすることも多いです。

頭脳労働での疲労、不眠やイライラのある方だと背中の肩甲骨の間に特徴的なコリができます。
症状と関係の深いコリを丁寧にとっていくことですっきりして視界が明るくなるような感じを目指します。

お腹、背中の施術

自律神経は内臓の活動もコントロールしているため、お腹と背中の施術も大事です。
ストレスをがかかって緊張している状態だとみぞおちのあたりが固くこって苦しい感じがしたり、下腹部に冷えが出たりします。

消化不良、便秘や下痢、だるさ、不整脈、息苦しさといった内臓由来の症状が背中や腰に強く出ることもあります。
こったり冷えたり、突っ張って痛むところが出ることがあります。

そんなつぼを探してお腹とせなかに気持ちのいいお伮をして、内臓が動き出し、体が温まったような感じやふわっと軽くなる感じを目指します。
これも一見主訴と関係がないようですが、自律神経を整えるのには効果的です。

足裏のお灸

足の裏には「しつみん(失眠)」というツボがあり、いろいろ考えてしまって寝付けない、疲れているのに眠れないなどという時に効果的です。
頭痛、めまい、耳鳴りなど頭位の激しい症状と共に、東洋医学では頭が休まらないのもいわゆるのぼせの症状の一つと考えられていて、しつみんにごま粒大の点灸を暖かさを感じるまで据えるて足先に血流を誘導し、のぼせをとるのに良いとされています。

しつみんは内臓、特に水分代謝にも良いとされており、むくみにも効果的です。

三方堂では週に一回の鍼伮施術をお勧めしていますが、ご自宅でしつみんのお灸をやっていただくとかなり回復の度合いが変わって来ますので、足の冷たい方には全員にお伮のやり方を一緒に覚えてやっていただきます。

こんな方にお勧め

不眠・耳鳴り・めまい・聴力や視力低下・頭痛・低血圧・集中力低下・呼吸が浅い・動悸・息切れ・胃もたれ・食欲不振・便秘や下痢しやすい(IBS)体の痛み・イライラ・落ち込み・お薬の副作用が辛い・抗がん治療などの副作用が辛い・手術や怪我の後遺症が辛い
※病院に通っていらっしゃる方、お薬を服用中の方でも大丈夫です。
※お話を聞きながら、一度病院で検査していただくようお勧めさせていただくこともあります。