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院長 AcuMiho(安部深穂

鍼灸師
国家資格の鍼灸師が、海外で経験を積み、渋谷で40年の歴史ある鍼灸院を継ぎました。

経歴
2005年  鍼灸師、マッサージ師の国家資格取得。接骨院、鍼灸院グループに勤めた後フリーに

2009年  海外の豪華客船のスパで働く鍼師に

2011年  日本に帰国。フリーの出張鍼灸再開

2019年  三方堂治療院を継ぐ

豪華客船のクルーズでは、主にイギリスとアメリカ人に鍼をしました。

日本人一人だけ、はり師も一人という環境で自分なりに試行錯誤したので、私らしいやさしいはりのスタイルが作れたとおもいます。

三方堂の元院長の村田渓子先生のスタイルを受け継ぎながら、外国の方にも怖くない、意外!と喜んでもらえた日本発のやさしいはりきゅうの効果と気持ちよさで心身のサポートができたらと思います。

鍼灸師になる前

大学の人文学部でイギリス文学、イギリス美術を専攻していました。イギリスと音楽とアート好きです。

はりきゅう三方堂の歴史

三方堂は、初代院長の山口晶子先生、2代目院長の村田渓子先生と、親族の山口人士先生の3人で始めた鍼灸院です。戦後すぐの時代に晶子先生はもともと編み物の先生をしていらっしゃって、お弟子さんもたくさんいて、婦人画報にセーターのデザインを連載したりとてもとてもいそがしくしながら針治療を受けていました。娘の渓子先生が鍼灸の学校ににはいり、晶子先生を治療するようになり、鍼灸の勉強に打ち込んでいる様子から晶子先生もだんだん鍼灸治療そのものに興味を持ち、ついに針の道に入る決心をした、と聞いています。晶子先生と渓子先生の親子で鍼灸師になり、治療院を開業するときに、人士先生といっしょに三人で始めた鍼灸治療院。三人で始めたので三方堂。人士先生はその後漢方堂を明大前に開業なさっています。

円形脱毛症治療で雑誌に取り上げられたり、後にテレビでも取り上げられたことからつながりができ、テレビ局の方や、芸能人も多く来院されました。渓子先生が大好きな歌舞伎関係の方や役者さん、相撲の力士など沢山の有名人が見えています。

三方堂で特に力を入れているのは女性へのサポートです。不妊のはりきゅうを始めた方が妊娠、出産まで無事に過ごせるよう予定日1週間前まで伴走。そして生まれてきた赤ちゃんのケアには小児はり。特にアトピー、喘息をはじめとする小児はりきゅう施術では、晶子、渓子先生自身の出産、子育てを通して妊娠、出産、子育てにメインで携わる女性をサポートしたいという思いで始めました。高度経済成長期の当時働く女性に特に問題だった頸肩腕症候群にも積極的に取り組みました。そして、開業以来患者さんが長く通ってきてくれるうちに、色々な病気にかかったり、持病が出てくるたびに、今ある症状に対応できるように東洋医学を深く研究して、ライフステージによって変わっていく患者さんの生活や体の変化をすぐそばで支えていくという理想的な形でずっと長いお付き合いをしていくようになり、今に続いています。

そして、三方堂が取り組んだのが鍼灸師の育成です。出身校の有志と、昭和のレジェンドの鍼灸の先生達を巻き込んで、新医協という医学団体の東京支部に鍼灸部会をつくりました。メンバーで定期的に医学古典を読み、鍼灸の技を学ぶ講座を作り運営にずっと携わってきました。日本伝統鍼灸学会への積極的な発表、講義や、渓子先生は東洋医学専門学校・東京衛生学園専門学校での講師もしていたので、現在活躍する鍼灸師の多くが三方堂の鍼灸治療に触れています。三方堂にはいつもお弟子さんがいて、先生達の治療を見学していました。後続育成の気持ちに賛同して、御自身の治療を快く見学させてくださった三方堂の患者さん達のおかげで、北海道から沖縄、さらには海外にも三方堂で学んできた沢山の鍼灸師が鍼灸治療に携わっています。